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第6章

脳室について。

【以下未定稿】右脳室は第4図第5図のL,Lと第6図のD,Dが示している。他方,左脳室は第4図第5図のM,Mと第4図別図[訳註7-6-1]のN,N,さらに第6図E,Eが示している。しかしこれらにつながる腔すなわち第3脳室は第7図第8図のHが示し,第4脳室へと伸びるその通路がKで示され,第4脳室は一部が第11図のE,一部が第9図のI,そして第10図のL,M,N,Oの記号が付けられている。

第1節 脳室の数

脳室の数には小脳と脊髄に共通のもの,すなわち第4脳室と言われるものが帰されている。しかしわれわれは,ヘロピロスの徒として,3つの脳室を配置する。すなわち一つは無論右脳の部分にあり,もう一つは左脳にあり,第3脳室は大脳の中,すなわち2つの先の脳室の中央にあるのをわれわれは調べている右脳室(第4図と第5図のL,L,第6図のD,D)は,その位置,形,大きさ,そして二つの部分の構造において調べるのが常である他のすべての点で左脳室と正確に一致している。それゆえ右脳室について描写されることの一つ一つは確かに左脳室についてもわれわれが語っていると信じることに役立つ。


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訳註

[7-6-1]大脳の左上部分を切り離し,その切断面を上にして横に置いてある。




KAMADA Masatoshi
令和7年5月12日